私の言うことを聞かないからいけないのよ
タイトルは 私の父が 母を壊した
張本人に 言われたセリフです。
母は 天然記念物。
お人好し で 純粋で 真面目で
ちょっとズボラだけど
悪意を知らずに育った
そんな人でした。
何故か博才があり、目押し(タイミングを合わせてスロットの絵柄を揃える事)もできないのにスロットを打ちにいくと
10回中 9回は当たる...
そんな母は ちょっと特殊な公務員。
働いている中で、職場にいた ヤバイ同僚(以降、悪魔👿とします)に目をつけられます。
最初は すっかりその悪魔を信奉して 心を許していた母でしたが、悪魔が 後輩をイジメて 追い出す ということを繰り返しはじめたのをキッカケに、市役者の内部事情に詳しい 父が 悪魔の異常性に気づき、ちょっとした やり取りをするようにアドバイスしたのでした。
結果、父が予想した受け答えが返ってきたようで、 純粋な母も 流石に あの人はおかしいと気づき 距離を置こうとしたのですが...時すでに遅し。
その翌日からイジメのターゲットが母になったのでした。
当時 日常的にどんなイジメがあったのかは 小学生だった私に 心配させないように 知らされていなかったので詳しくは語れませんが、
母が壊れるキッカケになった重大事件が
<< 洞爺湖 置き去り事件 >>
悪魔含めた同僚数人とお金を貯めて行った 北海道バスツアーにて、洞爺湖のほとりにある お土産物屋に 一人 置いてけぼり にされる という事件が発生しました。
悪魔の手口
①ちょっと財布無くしちゃったみたいだから探してくれない? と 母に協力を求める
②純粋な母は それを信じて手伝う
③母がお土産物屋で財布を探している間に 悪魔は そそくさとバスに戻る
③添乗員が 人数確認する際に 母もいるように装う(乗降りの人数確認が徹底されていなかったようです。これはバス会社の落ち度ですね)
④母を残しバス出発
この日、泣きながら父に助けを求める電話をした母。 これをトリガー(発症の際にある 決定的なストレス) に 6年間の 躁鬱病 闘病生活に入ったのでした...
まともに食事もできなくなった母の代わりに 休職届を出したりした父。
後日、直接 悪魔と対峙した際に悪魔から放たれたのがタイトルの
「私の言うことを
聞かなかったからいけないのよ」
...皆さん 支配欲の塊(コントロール狂)な同僚には気をつけましょう。 世の中、悪意に裏打ちされて行動する人間は一定数います。
できれば 性善説を信じたいものです😢
以上、母が壊れた 話でした。